てきとう映画半券ログ*20180527~
久々のブログ更新が令和元年5月1日とわ。御目出度う御座います。本年もどうぞご贔屓に。
半券の印字面っていつか消えちゃうんだよね。処分を機に手元にあるものを書いていきます。時系列逆から。
20181216sun:メアリーの総て@チネチッタ(川崎)(少女はこういういきさつで歪むのです。)
20181208sat:A.GHOST STORY@ヒューマントラストシネマ有楽町(最期にぱふん、と消えるやつすき。)
20181205wed:彼が愛したケーキ職人@恵比寿ガーデンシネマ(ひとをあいするとわ。)
20181124sat:ボヘミアン・ラプソディー@TOHOシネマズ六本木(ライヴエイドで泣く。) 20181022mon:バーバラと心の巨人@TOHOシネマズシャンテ(こじらせた人にうってつけの映画。)
20181017wed:プーと大人になった僕@TOHOシネマズ日比谷(ディストピアメンヘラこじらせくまちゃんとユアンの映画)
20180919wed:君の名前で僕を呼んで@UPLINK渋谷(ひとをあいするとわ。)
20180914fri:SUNNY 強い気持ち・強い愛@TOHOシネマズ渋谷(渋谷系万歳。)
20180806mon:カメラを止めるな!@TOHOシネマズ六本木(作り手は観た方が良いと思います。)
映画『I KILL GIANTS』感想★★★☆☆(あるいは長文自分語り乙。)
あぁ・・・この娘はかつての私だ・・・。
わかりみすぎて感想を書くのが辛いです(苦笑)。
とはいえ、今の私には『ヒトゴト』のように見えてしまい、客観的な鑑賞と評価になりました。
遠路はるばるやって来て、えらいオトナになってしまったなぁ、とセンチメンタルな気持ちになったり・・・。
でもまぁ、それだけまっとうに、歪みながらも(左記矛盾)なんとか世間と折り合いをつけて生きておりますが、
やはりどこか生きづらさ、世間と己との『ストッキングのひっかかりのようなもの』を感じて日々過ごしております。
ちなみに私が中二の頃は中二病という言葉はありませんでした。ただの『こだわりの強い子』
という評価でしたが学業成績は良かった(自慢乙)ので不問にされておりまして。
・・・さて映画の感想をば。邦題『バーバラと心の巨人』
ここでもうネタバレです。リアル巨人と戦うのではなく、彼女の心の中(妄想)に巣食う巨人と戦うのです。
その巨人とどう折り合いをつけたか、がストーリィのかなめですので是非観てください(ぉぃ)。
かつて現実に起こった出来事が起点となって彼女の心に巨人が巣食い、歪みながら育っていきます。
それ(巨人)が彼女だけの思想と行動習慣を増長させ、傍からは『奇行』に見えるのです。
でもそれ(奇行)は彼女としては至極まっとうな行為であって、なぜ他人から否定されるのかが本当にわからない。
自分だけの世界に籠って、外の世界(とりまく人々の事)を見ようとも聞こうともしない。
巨人と自分との対話が一番大切だから、外の世界なんて関係ない、というふうに。
でもどうしようもない現実(客観的にこれが巨人であろう、と思われる)が彼女の前に立ちはだかり、
いよいよ戦うのです。うすうすと彼女も巨人のメッキが剥がれていくのがわかったのかもしれません。
そして終焉。
巨人の正体に気付いたバーバラは、巨人に『ありがとう』と言い、次のステージ(当社比)へと進みます。
(これがベイマックスみあるあるだと感じた点です)
バーバラの赤縁めがねむっちりボディがかわいかったです。
この作品はこじらせたオトナ向けでしょうか・・・。
共感(あるいは生きづらさを感じない)を持てない人にとっては本当にワケワカラナイ映画だと思います。
Is It Blood,Death or Null?
森さんの『血か、死か、無か?』読了
てきとう映画半券ログ*20171029~
半券の印字面っていつか消えちゃうんだよね。処分を機に手元にあるものを書いていきます。時系列逆から。
20180305mon:シェイプオブウォーター@TOHOシネマズ六本木(獲る理由がわかった気がする。色が綺麗。泣けるやつ。)
20180217sat:リバーズ・エッジ@TOHOシネマズ六本木(若い荒々しさ、生々しさ、90年代の空気。)
20180211sun:僕の名前はズッキーニ@恵比寿ガーデンシネマ(おめめがでかくてかわいい男の子)
20171227wed:オリエント急行殺人事件@TOHOシネマズ六本木(アンティークでよろしい。)
20171220wed:ユダヤ人を救った動物園@TOHOシネマズ六本木(やさしい映画。もうあんな時代は再来しないで欲しい。)
20171029sun:ブレードランナー@TOHOシネマズ川崎(もう過ぎてしまった近未来、って感じ。森さんの小説が好きな人は是非。)
石内都さん『肌理と写真』@横浜美術館
久しぶりに有休を取って、朝イチで行きました。
なかなかスケジュールが合わず行くのが遅くなりましたが、先に行っていた知人より
絶対観た方が良い、と謂われたのでやっとこさ訪れた次第。
行くまでは、フリーダ・カーロや広島の写真を発表する人というイメージでしたが、
旧い建物や傷を負った人、橫浜横須賀の粗いモノクロ・・・等々盛りだくさんの制作を
される方だとわかりました。
先述の知人が謂っていたのは、記録映像『暗室 最後のロールプリント』と題された作品。
ご自宅アトリエでの暗室作業の映像です。
じゃぶじゃぶと大判プリントを現像→停止→定着→水洗し、シーツを干しているかのような乾燥まで、
ほんとうに布を染め上げているかのような工程でした。
『遺されたもの』と題されたシリーズはお母様の遺品を撮った作品群ですが、
母親の死と向き合う、なんて事は私には到底真似はできないだろうと思いました。
でもいつかやってくる死に対峙する時の心理にも興味はあります。
(訪問日:2018.02.27)